学科試験用には、参考書と問題集がセットになった本を1冊買い、それで2週間ほど仕事の休み時間などに勉強しました。当然、交通法規なんざ一部の標識を除けばほとんど忘れてしまっているため、また一から覚え直しです。
しかし、良く出る問題の一つに「交差点での右折はあらかじめ道路の中央に寄って、交差点の中心の内側を徐行する」の「内側」を「外側」に変えた引っ掛け問題があるのですが、交差点の中心の内と外って具体的にどこを指すか、ぱっと聞いて分かりますか?
普通、中心とは点を意味するものであって、0次元に内も外も無いと思うんですが。仮に、中心の導流帯を円形の中心と仮定しても、車が通るラインは明らかに「外側」ですよねえ。こういう、おかしな日本語を平気で法規に載せて、しかもそれを引っ掛け問題として使うんだから日本の警察とは本当に不思議なところです・・・
と愚痴を言っても受からせてくれるわけではないので粛々と勉強し、本の例題やスクールでもらった問題集を解いてもほぼ間違える事が無くなったところで、試験料の3300円と縦3cm×横2.4cmの写真1枚、本籍が記載された住民票、そして鉛筆と消しゴムを持って試験場に学科試験を受けに行きました。
試験の受付は平日の8:45から9:30までで、その間に2階窓口で3300円分の証紙を買い、仮免用受験申し込み用紙に貼り付けます。用紙に必要事項を記入したら、住民票と写真を添えて試験受付窓口に持っていき、受験票をもらって学科試験会場の教室へ向かいます。
10時には教室が閉められ、担当官の人がマークシートの書き方や試験のやり方を説明するのでそれに従って書いていきます。最後に問題をもらって、仮免は30分で50問(45点以上が合格)の試験が開始されます。
試験問題は仮免という事もあってかなり簡単で、ほぼ迷う問題も無く15分ほどで退席しました。
試験の結果は11時半ごろに3階ホールで発表されます。電光掲示板に自分の受験番号があれば合格で、無ければ不合格です。私の番号は無事ありました。まあ大丈夫と分かっていても、発表の時はやっぱり緊張しますね。
その後、合格者は再び試験室に集められて技能試験の説明を受けるのですが、その時に渡された技能試験の日程を見て驚きました。何と、それは翌日の午後だったのです。
明日が試験なのに、4時間の教習を今から予約して受ける事は不可能です。まあ、とりあえず一度受けて落ちるのもいいかなと思いましたが、ちょうどその日は仕事の予定が入っていたので日程を延期する事にしました。最初から日程変更とは、早く取りたい身としては出鼻をくじかれた感はありますが仕方ありません。
学科試験日当日の変更は出来ないらしいので、翌日に試験場に電話して日程を2週間後の午後からに変更してもらい、その前の日曜日と試験日の午前中に2時間ずつのMT講習を受ける事にしました。本来ならば、試験場のコースが開放される時に走りたかったのですが、高いコースを申し込んだ人が優先らしくて無理でした。
「普通一種MT試験体験記「仮免学科試験」」への4件のフィードバック
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学科試験の翌日とはうらやましいですね。
私は神奈川ですが、東京・大阪・千葉といった人口が多い都道府県はみんな県内に2つ、試験場があるのにたいして、神奈川は大阪と同じ800万人の人口を有しているのにもかかわらず、たった一つしかありません。
しかも、学科を合格してから技能試験までは最短で2週間。
繁盛期では、3週間以上も待たされます。
当然、技能試験で落ちれば次回の試験日は2~3週間後となります。
また、技能試験の合格率の低さも有名です。
一発試験関連のサイトでは神奈川のサイトが多いのもこのためでしょう。
コメントどうもです。
なるほど、神奈川は大変ですねえ。
大阪も時期によっては物凄く混むのですが、そこまでひどくはありませんからね。
下手をすると、近隣に住民票を移したほうがいいかもしれませんね(笑)。
初めまして。
欠格期間も終わって、仕事もヒマになってきたので一発試験を受けようと思って興味深く読ませていただいています。
交差点の内側のくだりなんですが、「中心の内側」という言葉を、「中心より内側」という言葉に置き換えると分かるのかもしれません。
言わんとすることは、自分の回転半径の中心から見て、自分が走る位置が交差点の中心「より」内側か外側かという話ですね。
交差点の中心より外側を回ってしまったら、対向の右折車両とぶつかりますから。
確かに「より」に置き換えてみれば意味がはっきりしますよね。
もう免許を再取得してから最初の更新も過ぎてしまいましたが、学科の問題なんかきれいさっぱり記憶から消えております(笑)。