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普通一種MT試験体験記「免許取消者処分講習」

年末年始を挟んだので3週間ほど間隔が空いた後に、大阪自動車教習所で2日間に渡って行われる免許取消者処分講習に出席しました。
この講習の最後にもらえる取消者処分講習終了証が無いと、本免学科試験を受ける事が出来ません。しかも講習費用が33800円と非常に高く、しかも遅刻をすると再び受けなおしなので大変です。まあ免許を取り消されるだけの違反をしたんだから文句は言えませんけどね。
講習に出席した9人のうち、試験場での一発試験で仮免を取った人は4人で、あとの人はもう一度教習所に通った人です。お金持ちだなあ。でも教習所の人は、この講習の翌日にでも本免学科試験を受ければ、晴れて再び免許取得なのでそれがうらやましいです。つまり貧乏人は汗をかけって事ですな。
取消理由では、点数累積(私です)が1人、飲酒運転が1人、事故が1人で、あとは皆スピード違反です。法改正後は皆気をつけているせいか、案外飲酒が少ないんですね。つーか、スピード違反多すぎ。皆さんスピードが出るいい車に乗ってるんですねえ。私の車は高速でべた踏みしても130kmしか出ませんでしたよ。
とにもかくにもその9人が、安全運転の講義やビデオ見学、高速知能テストのような運転適性ペーパー試験と動体視力テスト、シミュレーターを使った危険予知、そして路上での運転技能テストを行います。
まあ、これらのテストの点が悪かったからといって免許取得をストップされるという事は無いのですが、とりあえず適性も動体視力も人並み以上の合格点をもらう事が出来ました。路上運転については、一発試験の人達は全て評点5点中の4点以上で問題無しとの太鼓判をいただきました。それだけ試験場での仮免試験が厳しいって事でしょうか。
しかし、世の中にははるか上がいるもので、私がやった時にはほとんどの問題が半分ぐらいで時間切れに終わったペーパー試験で、なんと満点を取った人がいたそうです。とうてい人間業とは思えません。もしかすると、この世にはアトムのようなロボットが実際にいるんじゃないかと思いましたよ。
この講習で、同じように仮免を試験場で取った人と話をしたのですが、その人は仮免試験に3度落ち、それも全てクランクを抜けたところで帰されていたのが、4度目に多分私の場合と同じ女性の試験官に当たって合格したそうです。そこで落ちればMTをあきらめていた試験でその人に当たった私はラッキーだったんですねえ。
本免学科試験は、講習から1週間後に受けに行く事にしました。明日にでも受ける事は可能ですが、仮免学科試験から2ヶ月近く経過しているので、もう一度学科を復習しておいたほうがいいですからね。技能に落ちるのは仕方ないにしても、学科で落ちるのはもったいなすぎます。
もっとも、本来の予定であれば、また3万円をかけてスクールに本免技能試験用の練習に通う事にしていたのですが、この講習の路上テストで特に問題なく走れたので、思い切ってパスする事にしました。
ただ、路上試験の後には場内で縦列駐車と方向転換の課題があって、当然それについては全く練習機会が無いですが、練習費用を上回るほど落ちる事も無いはずですし、何とかなるだろうと見込み発車です(笑)。